さくら色・・・このやさしい色につつまれること

安曇野の盆地を挟んで東側に、桜の名所でもある光城山(ひかるじょうやま)があります。
4月の初めのころより、麓の方から桜色に染まり始め
ひと月ちかくかけて1500本のソメイヨシノが山頂を通りすぎてゆく・・・

五百年ほどの昔より、城を構え狼煙を使い連絡しあう大切な場所であり、
山頂には火の守り神を祀る「古峯神社」があります。
戦国の世の厳しい環境の中で望む、後立山連峰から連なる山脈、
そして開墾途上の安曇野の原野を
どのような気持ちで眺めておられたんやろなぁ・・・と
ここに来るたびに思うのです。

標高が911メートルのその場所まで、ゆっくり40分ほどかけて歩く。
『歩くの、遅くなったなぁ…』
そんなことを考えながら、桜色のトンネルを今年もくぐれることを
ほんとうに、ありがたく思うのです。

ずっと向うの山肌に見えるのが、
安曇野穂高ビューホテルからの帰り道から望む、光城山の桜の遊歩道です。