2016年12月

ぽっかり浮かぶ月のこと…

tuki2信州に住むようになって、いつごろからか月をさがす習慣ができました。
『十五夜お月さん』…
満月になる周期はおよそ30日…
15日周期で満月と新月を繰り返します。
ここ安曇野は、星空が美しい里でもありますね。
ですが、そんな天空にきれいな満月が浮かぶ頃には
その明るさで星が見えにくくなってしまうのです。
年に少しだけの瞬間…雪をいただいた稜線に、かかる美しい月に出会うために
寒い冬の明け方に悴んだ指先に息を吹きかけながら、
じっとファインダーを覗きこむ…そんなひと時も、
大切な、そして贅沢な時となりつつあります。

今日は冬至…一年でいちばん夜が長い一日です。
そんな今日の月は、ちょうど半分だけのお月さん…
明日のお昼前までその姿をみせてくれるのです。

お客様が好きな月の形は、どのような姿をしているのでしょう。
私は…月が消えてから2日目の、見えるか見えないかくらいの儚いくらいに細い二日月。
繊月(せんげつ)
美しい響きですね。

次の満月は、来年の1月14日…安曇野では午後7時前に姿をみせてくれるはずなのです。

一期一会…

安曇野に暮らすようになって、十九年目を迎えます。
ようやく標準語で話すことが自然にできるようになりました。
時間がかかりすぎですね(笑)

『あれっ?にいちゃん関西の人?』
関西方面からのお客様をお部屋まで案内している時に、
お客様の言葉に誘われて大阪弁が出てしまったらしく、
そして『遠くから大変やねぇ、頑張ってね。』
そんな時は、この仕事をさせて頂いて本当に幸せだと感じます。

旅に出たり、そしてまたここで出会った方たちも、
近年はメディアの影響などもあり、方言を使う方が少なくなったように感じますが、
そんな故郷の言葉を大切に守っていってほしいと思ったりするのです。

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一期一会…
ある山小屋でみかけた大きな木の看板です。
この言葉の持つ意味を、ずっと心にきざみ込んで、
日々頑張っていこうと思うのです。