2017年6月

大蛇の涙がこしらえた、神秘の池のこと・・・

秘境の県境に至る道は、ゆく先にもかなりの残雪があるのです。
昔、雌の大蛇が悲しんで泣きながら逃げる途中で落とした涙・・・
その落ちた涙が池になったといわれる小谷の鎌池は、
太古のブナの森に囲まれ、誰にもみつからないように、
静かに隠れるように佇む美しい池なのです。
その神秘的な景色に出会うことが、待ち遠しく思えるのです。

いつもは車ですり抜ける緑のトンネルも、
歩きながら、ゆっくりと過ぎる時間の中に、
吹き抜ける風とともに季節の息づかいを感じる。

雨飾山の登山口との分岐から、雪を融かして芽を出す黄色いフキノトウの群生地を横切りながら、優しい緑の森をぬける。
そして今年初めて出会うその池は・・・
深い青色の諧調の中に、鮮やかに緑を散りばめて、
美しく輝いて見えるのです。


あともう少しで雪も融け、池のほとりまでも車で入れるのです。
そしてここは、ホテルから車でおよそ1時間半ほどの所にあるのです。