なごり雪のこと


 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜から降り始めた霙まじりの雨は、
深夜になって雪にかわりました。
明け方のホテルの周辺は、時間を冬にもどしたような、
綺麗な白い景色につつまれていました。
花桃の蕾がやわらかく薄紅色をまとい始めた…
そんなものを優しくつつみ込むような、
綿のようなやさしい雪です。
いちにち一日と日が長くなるこの季節の雪は、
陽光が当たると儚くも消えていく。
そんな少しの時間だけ残る、なごり雪なのです…

一瞬のできごと・・・

今朝は氷点下3度まで冷え込んだホテルの周辺です。
朝日が差し込んだチャペルの前には
深夜に降ったなごり雪が
ふんわりとかかっておりました。

降雪の時期も、過ぎましたね。
これから信州も杏や桜の時期を迎えます。
そして真っ白な林檎の花が咲くころには
さわやかな、美しい新緑の風景がひろがります。

ぜひ、安曇野におこしくださいね。

むくどりのゆめ・・・

私がまだ小さかったこどもの頃・・・
童話のひとつ、むくどりのゆめを読み聞かせていただいた。

お父さんむくどりと小さな子のムクドリが栗の木の洞に住んでいる。
秋深いある夜にカサコソ鳴る、一枚だけ残った葉っぱが
お母さんむくどりの羽音のように聞こえてなりません。
むくどりの子は、風が吹いてとれてしまわぬように
その葉を小さなくちばしで結ぶのです。
その夜むくどりの子は、白い羽の鳥が巣の中に入ってくる夢を見る・・・

童話の世界には・・・
切なくて、それでいて心があらわれる話が沢山ありますね。

りんごを置いた餌台の上に、毎日つがいのムクドリがやってくる。
綺麗な、そして可愛らしい姿で、周りを互いに警戒しながらも
りんごを啄ばむ姿はほんとうに、いじらしいものなのです。
そしていつも『むくどりのゆめ』をおもいだす。
こっそりと口笛で鶯の鳴きまねをすると、
小さな頭を振って音の所在を探すのです。
ちょっといたずらすぎますね…
都会では害鳥となってしまったムクドリ達・・・
そうなってしまうのも、住処を追われてひとところに集まるしかない
弱い生き物達の共通する習性なのかもしれないですね。

たくさん食べるんやでぇ・・・今日もこころの中でそんなふうに思っているのです。

自然を慈しむ…春分の日

春分の日…日の出の時刻も早くなりましたね。
今日も夕刻の空模様を眺めながら、翌朝の山の姿を想像する。
昼と夜がほぼ同じ長さになる日とされていますが、
この時期の安曇野は氷点下迄冷え込む日が、まだ少し続くのです。

ここは北アルプス展望美術館。ホテルからはおよそ25分ほどの所にあり、
北アルプスの山並みが良く見えます。
山頂部の冠雪は、今年は少し多いようです。

桃色の色彩を、少しずつ塗りかさねながら山裾まで降りてゆく…
そんな優しい朝日に映える山並みを見つめていると
この瞬間を、本当に大切にしたいと思うのです。


ホテルの敷地にフキノトウが芽を出しました。
こんな小さなものたちも、季節を感じて生きている。
ほんとうに愛おしく思うのです。

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氷がつくりだす美しい景観のこと・・・

国道19号線を南下して奈良井宿を過ぎ、そして木曽福島宿を少しこえた交差点を
御嶽山の懐に入っていくのです。
そこを源とする沢山の支流の内のひとつに、
真冬の厳しい寒さによって岩肌から伝った清水が凍りつき、
氷のカーテンを織り上げたかのような『白川氷柱群』があります。
限りなく美しい空気と湧き出る水が、氷点下10度を下回るそんな環境の中で
青色をまとった美しい彫刻となり織り成す壮大な情景は、
みつめていると涙があふれそうなほどの美しさなのです。
時折…一塊の雪や水滴が水面に落ちて発する音の響きは
金管楽器を優しくなぞった様な、そんな音色を奏でます。
周りには何もない…大自然がひろがるだけのそんな所にあるこの彫刻を
ただただ、無心でながめているのも良いものなのです。

無心…と書きましたが、おむすびと熱いお茶を持って行くのがおすすめです。

何もない…と書きましたが実は…‥小坂温泉『けやきの湯』があり
不定休ですが、日帰りで温泉につかることもできるのです。

そしてもうひとつ。ここに至る途中にブッポウソウの繁殖地があるのです。
瑠璃色の翼とオレンジのクチバシが鮮やかな美しい鳥で、
『森の宝石』と呼ばれるこの鳥の鳴き声は、
平安時代から千年以上もの間謎のままにされてきたそうなのです。
そんな鳥に会いに、また夏の時期に必ず来ようと思わずにはいられませんでした。

ここはホテルから、木曽方面に向かっておよそ2時間程の所にあるのです。

穂高の町…

穂高駅から始まるメインストリートを進み
右手に穂高神社の大きな鳥居が見え始める頃
店先のベンチに置かれたかわいい小物が目に留まります。
ガラス越しにのぞく店内には、ひき込まれるほどのクラフトたちがいっぱい!

『なんか見たことあるなぁ…』
さて…このクラフトショップ
どこかでみたことはないでしょうか‥‥
山女日記…
湊 かなえさんの小説であり、昨年末のテレビでも放送されていましたね。
自分の生き方に疑問や悩みを抱えた女性たちが、
登山を通じて答えを探しながら前向きに生きてゆく…
山岳ガイドとして、山を愛する主人公に工藤夕貴さんが
体当たりで演じておられたのが印象的でした。
その、主人公が自身で作った帽子の販売を委託するお店
『クラフトショップ白馬』  ドラマのロケ地だったのです。
ぜひのぞいて見て下さいね。

http://www.azumino.to/index.html

そして、大きな石で造られた鳥居の下…すぐそばに、
目的のお蕎麦屋さんがあるのです。
『蕎麦 とりい 』

玄関先にかかる暖簾とその横の丸窓が、なにかしら懐かしい気持ちにさせられて
ふらりと入ってみたくなるような、そんな佇まいなのです。
初めて入ったあの日は、温かい『きつねそば』
『蕎麦やのに、なんできつねやねん?』と大阪で育った私も
以前は頭の中がこんがらがった時期がありましたが、
最近はほぼ信州人になったんやなぁとしみじみ思うのです。
【大阪で「きつね」といえば油揚げのうどんだけを指し、
「たぬき」といえば油揚げののったそばになるのです。】

出てきたおそばは、9割のそば粉を小麦粉でつないだコシのある細い麺…
ひと口含んで嬉しい気持ちになりました。
今度は是非…ざるそばを食べに来たいなぁと思わせる美味しさなのです。

写真は後日いただいたざるそばと、
そば粉と米粉を一緒にこねて炙った団子です。
またひとつ…お客様に紹介できるお店ができました。

だるまさんに願いを込めて…

今年もだるまさんを求めて、
江戸時代からの伝統行事である小布施の安一に行ってきました。
毎年1月の14・15日に行われ、老舗の前では「安市楽座」が開かれて、
特産物の振る舞いも行われます。
昨年いただいたお汁粉の色はやさしい黄色…
小布施の特産品である栗からつくられており、
その味は、いっぺんでとりこになってしまう程なのです。
天照大御神を祀ってある皇大神社の境内に、
今日の目的のだるまさんたちが並べられており、
行者さんによる「火渡りの神事」が行われる場所までを歩きながら
連れて帰るだるまさんを探すのです。
ことしは…‥

前日からの雪の為に、小布施に到着するのが遅くなり、
栗のお汁粉のかわりに、甘酒をいただくことになりました。
お汁粉は人気者なのですね。
午後3時…『ドン…ドドン』という花火の様な音が鳴り響き
行者さんによる「火渡りの神事」が始まったようです。
甘酒を持ったまま固まる私…
何事も、時間に余裕を持ってあたることの大切さを
だるまさんに教えていただいた瞬間です。

だるまさんは、願いを込めながら向かって右側に目を入れるのです。
そしてその願いが叶うと、もう一つの目に墨をいれる。
昨年は…ひとつ先に叶った願い事。小さく丸い瞳を描いたのですが、
どうみても、びっくりした顔のだるまさんになってしまったのです。
神棚にだるまさんを鎮座させる場所には、
ことしのだるまさんが少しだけ大きくて納まりません。
神棚の右側にだるまさん専用の飾棚をつくることが、
今年の自宅での最初の仕事になりました。
これで毎年少しずつ大きくなっていくだるまさんにも
安心してもらえるなぁ…などと思う新春のいちにちになりました。

次にだるまさんに会えるのは、2月11日…大町市で「あめ市」が開催されます。
古来生活必需品であった塩を売った「塩の市」が転じて
今に至ると言われている伝統的なイベントです。

 

旅人のこころの中は…

安曇野の玄関口である松本駅のホームに立っている。
この駅を起点にして、上高地線、北信に誘う路線とともに
大糸線が始まるのです。
大正時代に民間の信濃鉄道が開業した路線をその後延長して
国有化した歴史があるためか、安曇野を貫く路線では
北信に向かう路線と比べて、駅の数が多いのです。
初めて安曇野に向った日は…
ちょうど季節もこんな厳寒の、雪の積もった日だったのです。
穂高の駅を過ぎた頃、美しい景色に引き込まれ降りようとドアの前に立ったのですが、
なんとそのドアが開かずに、そのまま『ガタガタン…』と連結器の軋む音を響かせながら、
ゆっくりと駅を離れていくのです。
降りようとして立ったその姿が滑稽で、
周りの乗客の視線に恥ずかしい気持ちを隠しながら、
いつまでも遠くにそびえる真っ白な山をみつめていたことも、
今となっては良い思い出です。
降車客は、ドア横の『開』のボタンを押して降りてゆく。
ひとつだけ、勉強になった瞬間でした。

お車でお越しになる方が多くなりましたね。
そんな私もここ数年は車での旅が多くなりました。
ホームに張り付く列車の名前のプレートをみつめながら
『昔は看板がぶら下がっていたんやなぁ』等と感慨にふけっておりました。
名古屋の駅で、都会の空気を沢山の乗客とともに列車の中に詰め込んで…
そして息も凍るほどの、透明な大気の中の松本に降り立った時の感動は、
『まぁつもとぉ~まつもとです…』と流れる女性のアナウンスと共に
いつまでも忘れる事のできない、私の宝物でもあるのです。

お客様の地元にある、最寄の駅はどこですか…
色んな思い出と共にずっと心の片すみにのこる駅…
いつまでも大切にして下さいね。

いつまでも…伝統を守りたいと思うこと…

DSC_0168昨年末から商店街などで見かけた凧…
私が子供のころは同級生たちと、
近所の田んぼや校庭までよく飛ばしに行ったものでした。
用紙に願い事や絵を描く…
そして竹ひごと糸のバランスをみながら慎重に組み立てるのだ…
出来あがった凧に〇〇号みたいに名前を付けて大切にするのですが、
凧同士が空で絡まったり、糸が切れて飛んで行ってしまったりした事も、
今となっては、本当に良い思い出です。
いつからか『ゲイラカイト』という外国製の物が
凧にかわって空にはためく時代も今は昔…。

もう何年も前から、凧が大空を泳いでいるのをみかけることが
無くなりましたね。
もしかすると…子供たちもその凧という物が何なのか…
知らない事が当たり前のようになるのかもしれませんね。
そんな消えつつある古き良き伝統のものが、
いつまでも残っていてほしいと思うのです。

先日付近の小学校の校庭へ凧を飛ばしに行ってきました。
地面にそっと置いた凧の周りを嬉しそうに嗅ぎまわるあんず(犬)を置いて
風上に向かって全速力!!
昔のように走れない…あぁ…これも、これも時の流れなのですね。

ここ安曇野では、まだまだ凧が飛ばせる空間がたくさんあるのです。繊月1月と金星2

そして、大晦日に浮かんでいた繊月です。
その2日後には、金星と月のきれいに並んだふたつの輝きに
心をうばわれながら、畦道を歩いていたりするのです。

穂高ビューホテルの敷地からは、こんな大気の冷えた夜…美しい星空も見えるのです。